お念佛からはじまる幸せ

2019年3月25日月曜日

カッコーの巣の上で メデカルドラマ第1弾

地球は動いていると言ったばかりに、牢屋に入れられた、ガリレオ・ガリレイ。地動説の先駆。周りより、先に進むと、出る杭は打たれるとか。洋の東西は問わないらしい。
医学の上でも、同じようなことは、沢山有るらしく、参考になる。自分の命は自分で守ろうということだろう。
標題の映画は、頭の手術の話である。この術式を発明した人は、ノーベル賞をもらった。
先の大戦のすぐ後頃、アメリカで、脳の手術が流行った。前頭葉という場所を取ってしまうという、手術でした。とても効果的ということで、この手術を考えた人は、ノーベル賞
をもらった。
これまでのノーベル賞で、最悪の医学賞といことになっています。手術された人は、人間ではなくなってしまうのだ。
その辺の経緯を、この映画はうまく説明してくれる。そうでなければ、日本でも行われていた、優生保護法に基づく、障害者の不妊手術と同じような、人権を無視した、医術が
正義の名の元に、堂々と行われていたという事実を、教えてくれる手立てが、一般の庶民では、手に入らない。
誰かが気がついて、ほんとかよ、それってちがうよなと、声を大きくして言ってくれて、はじめて、へーそうだったの、と知ることができる。ハンセンシ病もそうだった。
隔離政策が、正義だと考えた、その考えの大本は、一般庶民の、「常識」だ。
ガリレオが、地球が動いていると言ったとき、いや動くのは、天だという教会の信仰を
正義と考えた、庶民の常識が、後押ししたのだろう。
常識とはなんだろうか。なんとなくそうだ。そういうもんだろう。そうに違いない。そういう、常識・信念はどう形つくられるのだろうか。
確かに、この映画の主人公のような人物が、隣にいたら、随分迷惑かも知れない。破天荒なのだ。多動症かも知れない。様々な経緯から、主人公は、ロボットにされてしまったた。
フランス製のよい薬が出て、高価で危険を伴う手術の必要は、なくなったそうである。それでも、その薬がどの程度危険かは、何年もの人体への副作用を、検証してみなければ、わからない。
地球は動いていると、言い続けなければ、天が動いているのだと、全ての大衆伝達手段が
主張初めたとき、私達の、地球は動いているというつぶやきを無くしてはこまるのである。

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