お念佛からはじまる幸せ

2019年6月28日金曜日

健康死

皆、一応に、健康で死にたいという。病気はいやだ。寝たきりいやだ。被介護いやだ。いやですよ、そんなもの。だれでも。
近藤誠さんの「最高の死に方と最悪の死に方」を読みつつある。ふと考えたことがあるので、忘れないうちに、書いて置こう。
それは、外科医が切りたいと言ったら、文書を作っておいて、まずそこへ署名捺印してもらう。それに同意した医者のみ、手術できる仕組み作りだ。
病気の対象は、主にがんだが、治りそうにもないものを、やたら切りたがるのが外科医らしい。彼らの信念で、こうすれば治るはずだと、施術するが、彼らが考えるほど、人体は
単純ではない。繊細にして精密、34億年もかけて進化してきた、ホモ・サピエンスの体は、不思議知の領域に所属する。
高々、一生かけて勉強したくらいで、人体のことを、わかったつもりにならないで、欲しい。都道府県内にある医学部の数が多いほど、医学部教授の数が多いほど、その都道府県の平均寿命は短い。反比例する。
次は、我が家の家憲のひとつである。
       中医は無医に如かず 中くらいな医者ならいないほうがいい
切ったり、薬で治そうとするから、とんでもないことになる。少し名前が売れると、門前市をなして、正規の料金のほか、闇診療報酬を平気で受けとり、薬屋からは、膨大な、謝礼金額が動く。「ご夫婦で、ハワイ旅行をファーストクラスで」位は当たり前とか。
おかげで、役にも立たない薬が、バカバカ売れて、薬屋は、笑いが止まらない。
とにかく、医者には近づくな、薬は飲むな。世界一の名医は、お釈迦様だと知るべきなの
である。
そこで、万が一、医者が切りたいと言ったら、見せる文書案を作ってみた。各位のご高見を承りたい。
                  念   書
凸凹次郎様
このたび、見つけたあなたのがんは、 切除 薬物投与 放射線治療 などなど により
手術・施術・投薬・などなど すれば、全くの予後の心配なく、QOLも落とすことなく、完璧に回復することをお約束いたします。
もしこれに違背することがあれば、刑法第205条傷害致死罪等によって、告訴・告発されても異議ありません。
また、民事損害賠償責任では、精神的慰謝料・必要経費一切等、貴殿お申し越し金員を遅滞なく、完済にいたるまで、お支払い申し上げます。
私の全身全霊にかけて、以上のことを、お約束申し上げます。
念のため、この証を三通作成し、当事者および第3者において各々保管の上、可能な限り、訴訟・裁判等、無駄な時間と無駄な費用を使わずに、人生を楽しく過ごせるよう、お互い共生いたしましょう。
              ○○年〇〇月〇〇日
                 医師免許番号**********
                        やぶいばいあん 印
                      年 月 日 生
これで、署名捺印してくれる、医者などいるはずがない。したがって、あなたのがんライフは、安全で、平穏で、静かな穏やかな最後を迎えられるはずである。
これを、世に、大往生という。死にたくないが死を引き寄せる。生かされている感謝で、
あなたは、生きてしまう。

2019年6月25日火曜日

人生案内

2019年6月24日の読売新聞。「人生案内」
義母の法要でのこと。法要後お食事(これはおとき お斎という)に欠席連絡のあった義母の弟夫婦が、お斎に座ってしまい、予定していた次女夫婦が座れなかった。そのことを悩んで8年です。どうしたらいいでしょうか。
皆さんどう思います?
考えられる答えを、羅列します。
(1)いつ、どこで、だれが、なにを、なんのため、いくらかけて するのか明確になっていないからこういうことになる。5W1Hなど、小学生でも知っているだろう。
(2)云った、いわないは喧嘩のもと。少人数ではあっても、書いたもの、文書・はがきの連絡にする。高齢化で、ますますこの手のトラブルが増えるだろう、云ったいわないという。
(3)当世風にするなら、法要参加費例えば、1万円、食事参加費例えば1万円と明記し
参加事項に丸印をつける。こうすれば、よほどの阿呆でない限り、出席・欠席くらいは連絡してくれる。それも忘れるようでは、認知症であり、付き添いが必要となる。かくいう私も、そろそろ、その領域に差し掛かっている。
(4)善後策の講じ方が下手。ご霊前の中身で「忖度」するのではなく、食事会へ参加するのかどうか、本人に確認し、確認できた時点で、応急措置が可能であれば、追加・キャンセルが可能化かどうか、食事場所へ電話連絡する。ドタキャンを業者は喜ばないだろうが、この場合二人前くらいの追加はできないような、食事場所なら、やめたほうがいい。
(5)葬祭風習は、地方によって異なり、自分の常識は通用しないと知るべきであり、ご当地の風習は、知らないことを前提に、ねほりはほり問糺こと。行事の予定内容がわからないようでは、自分の行動予定が立たない。地方の常識、他地方の非常識。
(6)早い話、全て、少子化と核家族化がもたらした。挙げ句、自分の無知を棚にあげて
面倒だから、法事を止めよう。面白くもないし。そんなことに頭と金使うのなら、デズニイにでも行って、孫の喜ぶ顔見れば、死んだおじちゃんも嬉しいに違いない。よって坊主
と料理屋は泣きを見る。
(7)年忌の案内が寺から行ったら、それぞれ予算に応じて、何もしないのではなく、お墓へ花を飾って、手を合わせるだけでもいいから、なにかしてほしいという、言い方をしている。
(8)8年も悩まないで!年忌法要はまだやってきます。次回は失敗しないように。
世の中には、いろいろな人がいて、面白いのでしょう。それでも、どうでもいいことをどうでもいいことと考えられなくなったら、一応病気な?と考えられるくらいの、余裕は欲しいものです。
試してみて下さい。
1.甘いものは食べない。
2.お米は減らす。
3.小麦粉は避ける。
4.炭水化物を減らす。
5.グルテンを避ける。
これだけでも、随分違います。お腹の中身と、頭の中身が密接に関係していることがわかってきました。
どう生きるかということと、何を食べる(なにを食べない)かは、直接関係してしています。それは、思ったより大きなおおきな関係性がありそうですよ。

2019年6月20日木曜日

お見舞い申し上げます

目の手術で入院と伺いました。そういう状況とは知らず、地震のお見舞いを電信で差し上げ、失礼いたしました。ご入院の病院名や入院期間がわからず、お見舞いにうかがおうにも、あまり電話を差し上げても失礼かなとも考え、この文章と、本を一冊お送りします。とにかく、ゆるりとご静養いただき、ご回復をお祈り申し上げることにいたします。
加齢で様々な変化が体に現れます。私も、メガネを作りに行って、メガネ屋に、眼科へ行って診察してもらったほうがいいですよと言われ、素直に従った結果、加齢性黄斑変性症なる病で、目に注射を3本、1本5万円と言われ、思わずウンと唸ってしまいました。値段もさることながら、目に注射というのが、なんともおっかなくて、2〜3時間かんがえました。いくらおっちょこちょいでも、はいどうぞとは返事ができませんでした。
ふと思いました。手術で片目なくなっても、もうひとつあるじゃないか。片目で生きてる
やつは何人も知っている。右手切り落として、左手1本で絵を書いた、偉い画家だっていた。云々。ヘレン・ケラーさんの話もある。目一つでおたおたするな。
山より大きなイノシシは出ない。そう思うと気が楽になりました。リラックスして手術を
受けることができました。昨今の白内障の手術は、技術が進み、ほんとに、気楽に受ける
ことができるそうです。
もう一つ、貴方様には、体の問題があることも、伺っております。これもある意味、覚悟
の問題です。糖尿病は家族性(Ⅰ型)と、生活習慣型(Ⅱ型)があると聞きました。Ⅰ型
の場合は、遺伝的に、膵臓に問題があり、いくら注意しても、インスリンを打たないと生活が難しくなるとも言います。
Ⅱ型の場合、貴方様の場合は、酒を始め、過度の飲食が原因でしょう。医者でもないものが、勝手なことを言ってすみません。私はそう思います。
糖尿病あるいは、糖尿体質には、可能な限り、糖質を摂取しなければよいのです。なにを食べるか、結構難しい問題ですが、うなぎ弁当を食べるのであれば、うなぎは白焼きにして、たれ・ご飯なしにすればよいのです。糖尿体質の方が、食べてよい食品が結構市場に
出ています。少しずつですが、糖質制限という考えかたが、浸透してきました。しかしながら、コメ・麦・芋類・砂糖などなど、炭水化物を多く含む食物を一切排除するという、
我が豊芦原瑞穂の国、日本でコメ食うなといったら、これは、大変なことになるでしょう。地球が動くまで、数百年かかりました。日本の農作が、コメから大豆へ転換する日は
そう遠い将来のことではないような、気がいたします。
完全糖質制限食で、糖尿病を治療する、京都では高雄病院が有名らしいとか。私も甘いものが好きで、文字どおり、食べたい欲求と戦っています。結果は、体重計にすぐ現れます。
本当に正直で、油断するとすぐ1キロはすぐ増えます。我慢で減らします。体調万全です。
後期高齢者にして、薬ゼロ。コレステロール、中性脂肪、血圧降圧剤等一切拒否。
死んでもいいから、薬は飲まない。薬に殺されたくない。以下の三つを守れば、大往生できますと、お檀家には、ことあるごとに、お話します。
 一つ なんでもよく噛み丈夫なからだ
 一つ なにこごとも過ぎたるはなお及ばざるがごとし
 一つ 腹八分目医者知らず
 付録 中医は無医に如かず
以上順不同です。

2019年6月19日水曜日

ご転居のお知らせに

ご転居者様
たまたま、半世紀来の知人から、転居通知が届いた。学友というには、畏れ多い方と、もうお一人は、三親等縁者の旦那さんから。どちらも葉書に、それぞれ、肉筆の文字が添えてある。パソコンという道具は、年賀葉書を作るための道具とお考えの方が多いようにお見受けするが、沢山来るお年賀も、印刷ものは、余り好んで読みたくはない位、やはり手書きの字は嬉しい。
自分の字が、うまいとか下手だとか、思わなくなって久しいが、DNAも世界で我一人、字
も、自分の字は他人には書けない(位下手)と思えば、字の上手下手は論外であり、まず
己が文字で、文章の稚拙もしかり、書いて見ることだと己に言い聞かす。
転居のお祝いを何にしようかと考えたが、ものがあふれ、情報が溢れ、飽食と情報インフレの 世の中で、これはというものがない。
食べ物にしても、時期からして枝豆などよろしかろうが、それとて、当地までご来駕いただいて、三タテ、なりタテ・もぎタテ・うでタテをご賞味頂くのでなければ、感激は少ない。物品でも、人類の宝を、日々画像で、拝見できる世の中であってみれば、なまじな品でご満足頂くのは難しい。
そう考えると、この拙文に、以前機会があって、書かせて頂いた「みんなのエッセイわたしの初恋」という小冊子が手元にまだあり、これを送ることにさせていただこう。
文の巧拙は問わず、古希過ぎのじいさんの、初恋談義が面白うはずはないが、エッセイ集
に乗せる誘惑に応募したら、新潟地元の出版社に採用された。ボツにならなかったというか、自分がなにがしかの掲載料を払って応募するものであり、掲載されてあたりまえか。
喜怒哀楽書房という名の、俳句大好き経営者(女性)の制作冊子で、小文は、俳句で始めた。
        こきすぎて はつこひがたり もみじもゆ
冊子60ページ「はつこひ」祝人空阿が、拙文である。空阿というのは、坊主もいい加減
歳くってから、子供世代の連中と一週間合宿して、お勉強して正式に、宗から頂いた名前であり、勝手に自分で付けた名前ではない。字面が自分好みであり、自己紹介にも都合がいい。
「空と阿弥陀様の阿で空阿申します。なにか偉そうな名前ですが、頭は空っぽの阿呆という意味です。」
祝人というのは多少解説が必要である。しゅくじんと読んでもいいが、本来この字はほいとと読む。今どきでいえば、差別用語にあたるだろう。乞食のことだ。
お釈迦様は、お弟子を「汝等比丘なんだちびく」と呼ばれた。汝等比丘とは"Oh!You
Begger!" の言いである。俺たち乞食だよなというのが、釈迦の認識で、それが、錦金襴
の袈裟衣でそれぞれの宗派で自分勝手な経文を唱えて、なにがしかのしのぎになるという
のだから、お釈迦様もびっくりだろう。
ご転居様。引っ越しすると荷物が減ってありがたいと考えるようになったのはいつからだろう。大学生三年のころには、本は全部古本屋、家具一切なし、手元に300円というのが、毎月の、月半ば頃の暮らしだった。
お棺には、何も入りません。思い出だけです。今生で、沢山のよい思い出を作り、いつか来るその日に備えましょう。よい思い出を作るためには、まず健康でなければいけません。後期高齢者にして、薬ゼロ。体重56.7キロ。体重測定機の判定94点。極力糖質
を取らないように。甘いものは謝絶。その他の数字知らず。DNA鑑定結果賞味中です。