プリウス・ロケット

 交通事故は悲惨です。同じ面を同時に

二つ物体が動けば、条件が揃えば、同時

に同じ点に集まる可能性は、常にありま

す。人・車・自転車・などなど移動物体

が、同じ平面を移動すれば、常に衝突の

可能性はあります。

移動物体を整理して、衝突を回避する、

システムが交通信号です。

世の中から交通信号がなくなる日も、そ

う遠い未来のことではないかも知れませ

ん。日本国中の交通信号がなくなれば、

どれだけ、交通事故が少なくなり、時間

の節約ができ、産業の生産性が向上でき

るのでしょうか。もちろん、完全自動運

転の車が実用になるのが前提です。

プリウス・ロケット事故は、加害者の実

刑判決で、第一幕が降りました。

高齢者の運転事故があると何故か、もう

運転やめろ、危ないから、運転させるな

の合唱が始まります。年齢別の事故率は、

圧倒的に若い人が多い。保険屋さんに聞

明快な回答が帰ってきます。老人の事故

は、目立ちます。マスコミは喜んで？田

んぼのカエルのように合唱が始まります。

年寄りはハンドル握るな。

この事故で、また、年寄に運転させるな

の機運が盛り上がりました。加害者の態

度が、国民感情を逆なでしました。どう

育てると、この加害者のような人間がで

きるのか、ご存知のかたはご教示くださ

い、お願いいたします。

被害者感情からすれば、奥さんと子供さ

んをなくされた、ご主人からすれば、断

じて許しがたく、禁錮５年では、収まら

ないでしょう。懲役５００年くらいの思

いだと思います。

９０歳の老人をいじめないでという意見

もあるかも知れませんが、この加害者は

利口な馬鹿の見本でしょう。

涙を流し、反省し、さだまさしさんのつ

ぐないの歌のように、被害者の遺族から、

もういいよという言葉をかけてもらえる

ような人間に、なりたい。

交通事故の加害者になるのは、まっぴら

ごめんですが、兆ガ一、そうなったら、

誠心誠意、謝罪しかないではありません

か。究極の謝罪は、自死です。

車の故障を言い続けても、世界中から馬

鹿にされて、往生できませんよ、あなた。